55万円までの海外送金はTransferWise(トランスファーワイズ)が最安最速
海外にマッハで送金したくなることはありませんか?それも安い手数料で。
ぼくはあります。
グローバルなニュースを見ていると、あっ、あれ儲かる!って確信できる瞬間が出てくるわけですが、海外送金に何日もかけていられない!手数料でリターンが下がるのも許せない!!
そんなとき、どうするか?
ということでこの記事を書きました。
今回はネットで簡単に海外送金ができてしまうTransferwise(トランスファーワイズ)について紹介したいと思います。
海外送金というのはそれなりに高い手数料がかかってしまうものですが、Transferwiseを使って海外送金することにより、手数料を大幅に節約することができます。
慣れない方もいると思うので、丁寧めに見ていきましょう。
Transferwiseとは?
Transferwiseとは、安い手数料で海外送金を行うことのできるオンライン金融サービスです。
海外送金自体は既存の数多くの金融機関で提供されていますが、海外送金には通常、送金額の3~8%もの手数料がかかってしまいます。
なぜ海外送金の手数料は高くなってしまうのでしょうか?
それは銀行への手数料の他に、外貨両替手数料、また場合によっては受け取り側の銀行への手数料もかかってしまうためです。
「海外送金の手数料」
- 送金する銀行への手続き手数料
- 外貨両替手数料(スプレッド)
- 受け取り銀行への手続き手数料
両替の際にかかる手数料というのは見えにくいですが、両替手数料こそ無視できないものとなる場合が多いです。
この手数料は円から外貨への両替の際に適用される為替レート(TTS)と、外貨から円に両替する場合に適用される為替レート(TTB)の”差”により徴収されます。
どういうことかというと、ドル円のTTBが1$=111.50円だった場合、TTSは113.50円程度となり、この場合円からドルへの両替の際、1ドルにつき2円の手数料が取られていることになります。
つまり1万ドルの両替には約2万円の両替手数料がかかっているのです。
しかし、多くの場合金融機関で海外送金を行う際に、明示されているのは手続き手数料のみで、両替手数料は明示されていない場合が多いため、Transferwiseは両替手数料を隠れコストと呼んでいます。
そして、Transferwiseの凄いところは、この両替手数料がかからない方法での海外送金を実現したことにあります。
次はその具体的な仕組みについて解説します。
具体的な仕組み
例えば、日本にいるAさんはアメリカの口座に100万円分のドルを送金したいと思っているとします。
Aさんは金融機関に依頼する代わりに100万円をTransferwiseの日本の口座に振り込みます。
そして指定したアメリカの口座に100万円分のドルの送金依頼をすると、Transferwiseは日本の口座に100万円分のドルを送金したい人を探します。
それにより、日本の口座に100万円を送金したいというBさんを見つけます。
するとTransferwiseはAさんの100万円をBさんの日本の口座に振り込み、Bさんの100万円分のドルをAさんの米国の口座に振り込むのです。
つまり、AさんもBさんも指定した海外の口座に、指定した通貨が振り込まれることになりますが、実際のお金は国内を移動しているだけです。
これにより、為替手数料が発生しない海外送金が実現するのです。
実際の仕組みは特定の人をマッチングしているわけではありませんが、仕組みは一緒です。
この仕組みにより、既存の金融機関に比べ手数料を大幅に節約できることが出来ます。
Transferwiseを使った海外送金にかかる手数料は主要国への送金では送金総額の1%、その他の国への送金では1.5%の手数料がかかるのみです。
この手数料は既存の金融機関を使った場合に比べ最大8倍程度の節約になるとTransferwiseは謳っています。
Fintechさまさまであります!(^^)!
具体的な利用方法
次にTransferwiseの具体的な利用方法についてです。
(準備)
実際にどれくらい節約になるのか
では実際にTransferwiseを使うとどれくらい節約になるのでしょうか。
10万円を米国の口座にドル建てで海外送金することを想定して、手数料が比較的安いゆうちょ銀行と比較してみました。
Transferwiseで10万円を米ドルで海外送金する場合、2/8のこの時点では884.53$振り込まれることになります。
この場合に適用される為替レートは1円=0.00893$で1ドル換算だと1$=111.98円です。
そして10万円の送金に対する手数料は990円のみなので、計算は以下のようになります。
(100000-990)×0.00893=884.16$
若干の誤差はあるものの、受け取り金額として表示されいる金額と大差ありません。
一方で10万円をゆうちょ銀行を使って送金した場合はどうでしょうか。
ゆうちょ銀行の国際送金手数料は一律2500円となっています、そのため、10万円から手続き手数料を引いた額を適用されるドル円為替レートで割った額が実際に到着する金額になります。
2/8時点での円からドルに換算した国際送金に適用される為替レートは113.45円です。(電話にて確認)
となると計算は以下のようになります。
(100000-2500)÷113.45=859.41$
Transferwiseで送金した場合に比べ24.75$の節約となることがわかります。
この結果をみると、確かにTransferwiseが謳っているように、既存の金融機関に比べ、かなり手数料が安くなることが本当だということがわかります。
では、もっと大きな金額ではどうか?
Transferwiseは総金額の1%を手数料としていますが、ゆうちょ銀行の場合手続き手数料は一律2500円です。
つまりゆうちょ銀行は送金金額が大きくるほど手数料の比率は小さくなります。
そこで100万円を送金する場合で再度計算し直してみました。
ゆうちょ銀行
(1000000-2500)÷113.45=8792.42$
Transferwise
(1000000-9900)×0.00893=8841.59$
やはりTransferwiseに軍配が上がりました。
これらの結果をみると、Transferwiseが指摘するいわゆる隠れコストである為替レートのスプレッドが、いかに高額な手数料として加算されているかがわかります。
つまり、Transferwise最高!(^^)!
まとめ
Transferwiseは、国際送金を国内決済で済ませる仕組みによって、既存の金融機関よりも安い手数料での国際送金を実現しました。
その際にかかる手数料は1%~1.5%です。う~ん、取れるリターンからすれば(何にお金を投入するか、によりますが勝てるっちゃ勝てる)
これは既存の金融機関を使った場合に比べ最大8倍程度の節約となり非常にお得に海外送金を可能にする金融サービスです。
トレードだけではなく、留学や資金決済など、海外送金をする予定のある方はぜひとも使うべしであります!
それでは
優位性を求めて
シマ
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